史上初めての裁判報道!歴史の闇をカメラは映し出す!!「アイヒマンショー」4月23日公開!!

こんにちは!!

 

今回の記事は

映画「アイヒマンショー」です。

以前にもレビューをさせて頂きましたが

今回改めて、ピックアップをさせて頂きました。

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4月23日に公開される映画で、

第2次世界大戦のドイツの戦犯

アドルフ・アイヒマンの裁判を

史上初めて、カメラが裁判所の中に入り

その全てを記録した報道陣側から

撮った映画になります。

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僕も、こういった裁判でテレビに映るのは嫌ですが

一度は評論家としてテレビに出て、得意げに

誰でも知っているような事を

コメントしてみたい

ドーモ!!hakurowです!!

 

「アイヒマンショー」公開がついに1ヶ月を切りましたね!!

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CMを見たり、レビューを見たりしていますと

映画の精緻な作りや、

ストーリー展開

また、現実の裁判の映像を取り入れながら

上手く話しを作っている印象を受けました。

 

そしてこの映画のメッセージでもあり、

僕達が決して忘れてはいけないもの

そう

戦争の悲惨さです。

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このアイヒマンという人は、ナチスドイツの親衛隊として

ヒトラーからも一目置かれるほどの男の人だったんですが

普段は、子煩悩で、平凡なそこらへんに普通にいる

さえないサラリーマンって感じの人だったそうです。

 

しかし、アイヒマンは、命令をされた事は何でもしていたようで

それが、ユダヤ人問題の最終解決と銘打たれた

史上最悪の虐殺計画へと加担していく事になります。

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彼は、2年間で500万人のユダヤ人を列車で、絶滅収容所へ移送したと自慢気に

語っており、最終的にはユダヤ人を絶滅収容所へ移送する最高責任者として

名を馳せていきます。

 

ですが

この最悪すぎる人物

アイヒマンも戦後、アルゼンチンにて拘束されます。

そして、イスラエルで裁判が始まりました。

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その訴えられた犯罪の数は

実に15件あり

今回の映画は、その裁判を撮り続け

編集し、世界37カ国に配信した

男達の物語になっています。

 

僕は、この裁判映像を観て

ふと思ったんですが

 

このアイヒマンって人は、

戦争がなかったら、

もしかすると

こういった虐殺や、争いとは

無縁の職業についていたのではないかな

と考えるようになりました。

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といいますのも

アイヒマン自身、結構小心者らしく

命令された事は忠実にこなす

性格だったらしいのですが

 

これって普通の社会の中でも

こういう人って結構居てますよね。

 

また、人間は極限の状況下において

命令をされれば、相手が死ぬような行為であっても

行う事が出来るらしいんですね

 

これが有名なアイヒマンテスト

という物で、人間はどれぐらい服従するのか

という事をテストしたものになっているのですが

 

こう考えますと、

このアイヒマン自身が怪物なのではなくて

人間それぞれにそういった心があり、

それが、ある一定の条件化で、

現れたり、消えたりしているだけなのではないかなと思いました。

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またアイヒマンは、裁判でこうも語っています。

「あの時、自分の父親を処刑しろと命令がきたら

迷わず処刑してたでしょう」

と言っています。

 

そこまで、狂った考えをしていた事に

僕自身、正直驚いたのと

また、戦争という行為自体が

狂気以外の何者でもないな

改めて思いました。

 

またこのアイヒマンという男は、

そういった戦争という狂気がそこら中から

あふれ出していた時代に、

その狂気に飲み込まれ

深く沈みこんでしまった

到って普通の男の一人だったのでは

ないかなと感じました。

 

そして前にレビューを書いたときにも

書かせて頂きましたが

アイヒマンは最後にこう言います。

 

「一人の死は悲劇だが、集団の死は統計上の数字にしか過ぎない。」

 

この言葉自体が、戦争というものは狂気である一つの証拠であり

最悪の言葉だなと思いました。

 

僕自身、この映画を観て

そういったところを再認識するとともに

戦争と、向き合いながら

報道をした男達のドラマをじっくりと

堪能しようと思いました。

 

またこの映画については、

前に記述しました「2016年ゴールデンウィークの映画をピックアップしてみました!」

にも載せていますのでそちらと併せて

ご覧頂ければうれしく思います。

 

ではでは!!今日はこの辺で!!