ドイツ発の実験的映画!!「ヴィクトリア」5月7日公開!!

こんにちは!!

 

なんとドイツから

僕個人的には面白そうな映画が届きました!!

 

その名も「ヴィクトリア」!!

 

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5月7日公開です!!

 

最近、スマホの迷惑メールがひどすぎて

仕事中電源を切っていたら

仕事終わりに電源を入れたとき

1000件たまっていました。

 

マジで、一瞬スマホ壊れたんちゃうかなと思った

ドーモ!!hakurowです!

 

今週中には、絶対メールアドレスを変えます!!

 

今日の映画は、「ヴィクトリア」です!!

ドイツ発の映画なんですが、

 

この映画、何がすごいって

なんと全編で140分あるんですが

全て1カットで撮られているらしいのです!!

 

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それを見た時、そんな事出来るの??

て真剣に思いましたが

 

この映画は、それを見事にやってのけたようです!!

 

ストーリー的な部分においても

かなり綿密に作られているらしく

主人公の背景や、その他の登場人物についても

個性がしっかり現れているとの事です。

 

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ただ、無理に1カットにこだわらなくても

良いんじゃないかというシーンもところどころあったようで

人物像の見せ方にかなり惜しい撮り方で

もどかしいところもあるそうです。

 

例えば、中盤の主人公ヴィクトリアがピアノを弾くシーンがあるらしい

のですが、そのシーンが、主人公ヴィクトリアが

何故、ベルリンにいるのか

過去が全て分かるシーンで

そのシーンが、手元ばかりを写しているらしく

もう少し、様々なカットで、主人公の表情なども取り入れて

欲しかったと僕が読んだ批評に書かれていました。

 

 そうする事で、物語に深みが生まれ

より面白い映画ができるとも書かれていました。

 

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確かに、全て1カットで撮ると、必ずそういった問題は出てきますよね!!

 

回想をするために、過去に戻る訳にも行かないですし、

話しをする時も、カメラワークをかなり緻密に計算しなければ

全員の表情や、機微の動作はカメラにおさめられないですよね。

 

また、この脚本は、12ページだったらしく

他の映画と比べても極端に少なく、

本当に、一発勝負なんだなという風に感じました。

 

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舞台はベルリンの夜中から、夜明けにかけての時間帯で

1カットで映画を撮るため

途中でカメラを止められず

一般人から話しかけられても

キャストは、その人物になりきったまま

対応していたそうで

夜中に酔っ払いが絡んでくるシーンがあるのですが

その酔っ払いは、実は一般人らしいんです。

 

それを元ボクサーという設定の俳優が見事に追い払います。

 

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しかも、この映画、銀行強盗をして逃走する際

主人公のヴィクトリアが道を間違えて

皆が皆パニックに陥るシーンがあるのですが

この道間違い

実は、ヴィクトリア役のライア・コスタが

本当に道を間違ってしまったらしいんですね!!

 

そして、カメラを止める事も出来ないですし、

NGを出すことも出来ない状況の中で、本当にパニックに

陥ってしまいます。

 

これが、映画の銀行強盗をして、本当に逃走経路を間違って

パニックに陥っているように写っているんですね!!

 

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実際には、監督の声も入っていたようなんですが

そこは、加工で消されているみたいです!

 

ですので、、観ている人にとっては、

リアルなパニックをそのまま映画で味わえるんです!!

 

 

そんなところとか本当にすごいですよね!

 

 

また、そういった事が起こるのも1カット映画ならではですよね!

 

普通の映画では絶対味わえない役者のリアルなリアクションと

臨場感を味わう事が出来る

すごい映画ではないかなと思いました。

 

ただ、1カットで全編を撮っていますので

走って逃げる際などは、カメラがそのまま追いかけるために

カメラがぶれてかなり観にくいようになっているようです。

 

なんかブレア・ウィッチ・プロジェクトを思い出しますね。

 

ですので、大画面で観ていると酔ってくるかも知れませんので

観るときは、覚悟がいるようです。

(実際、僕自身ブレア・ウィッチ・プロジェクトの際

 若干、酔ってしまいました。)

 

 

また冒頭のクラブで踊っているシーンなんかも

照明が暗くて何がどうなっているか分かりにくいらしく

もうちょっと照明を考えてもいいんじゃないかと思うシーンもあるようです。

 

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まあ、ですが

1カットで撮るという映画で話題になった訳ですから

そういった部分は

仕方がないっていえば仕方がないかも知れませんが・・・。

 

そしてこの映画は、実にしっかりと人物も描かれており、

ベルリンの街をきれいに撮られていますし、

ストーリー的にも非常に面白いみたいです。

 

最近、ハリウッド映画が、続編続きで同じような映画ばっかりなのに対し

ヨーロッパ映画特有の重厚感に加え、撮り方や見せ方が非常に面白く

 

最近はヨーロッパ映画も面白くなってきたな

と感じている今日この頃で

 

まさしくこの映画が、そういった最近のヨーロッパ映画の風潮を表し

いまだハリウッド主導の映画界に対し挑戦的な映画だなと感じました。

 

 ストーリー

ベルリンに来て3ヶ月のヴィクトリアは、

 ドイツ語も上手く話す事も出来ず

友達もいないさみしい日々を過ごしていました。

 

ある時、ヴィクトリアは4人の男にナンパをされます。

 

この異国の地ドイツに寂しさを感じていたヴィクトリアは

その4人と一緒に飲む事にします。

 

そこから始まる、夜明けまでの時間

ヴィクトリアは、一生忘れる事が出来ない経験を

する事になります。

 

全てを1カットで撮った作品、

映画界の新たな一面を見たい方

また通常では感じる事が出来ないような臨場感を感じたい方にとっては

非常に面白い映画だと思いますので

是非一度ご覧になられてみてもいいのではないかなと思いました。

 

ではでは!!今日はこの辺で!!