これは怖い!!リーマンショックの裏側を見事に描いた映画「マネーショート」観ましたー!!ネタばれあります。
こんにちは!!
今回の映画は
2008年、世界を未曾有の金融危機に陥れた
リーマンショックの裏側では、何が起こっていたのか
そして、「世紀の空売り」を行った4人の投資家にスポットを当てた
映画になっています。
若干、映画全体が説明口調になっているのですが
それは、扱っている題材が金融関係についてなので
仕方はないとは思いますが
しかし、その説明も非常にわかりやすく
意味が分かったとき
僕は、鳥肌がたつほど驚愕し、恐怖しました。
まさかこんな危険な金融商材を平気で
売っていたなんて!!
って感じで、リアルに迫る恐怖が
幽霊や、ゾンビが襲ってくる恐怖を
完全に超え、それと同質の不気味な恐怖が
正直、観終わった後
湧き上がってきました。
よく、ホラー映画で、最後に、怪物は死にますが
最後の最後のシーンに復活するみたいな
そういった恐怖が痛烈に味わえる作品だと
僕は思いました。
その映画は
「マネーショート」
です。
でも、ジャンルはコメディです。
僕も、株やなんかで一儲けし
体がどっぷりと沈みこむソファーで
どでかい葉巻をふかしたいと思っている
ドーモ!!hakurowです!!
この映画は、結構、専門的な言葉などが飛び出し
よく理解できないところもありますが
しっかりと映画を観てみますと
説明も的確で分かりやすく説明されていますし
これから投資などを勉強される方や、経済学を勉強されている方にとっては
非常にいい映画ではないかなと思いました。
ただ、何も考えずに普通にこの映画を観ましたら
頭のいい人が、金儲けをしたという話にしか見えないかも知れません。
そう、パッと大雑把にこの映画を観てみますと
サクセスストーリーのように見えますから
しかし、その裏に隠された
金融商材(サブプライムローン)の崩壊へのヴィジョンが見えた時
戦慄すると思います。
実際、僕は、この映画を観て
途中で、いかにもインテリヤクザみたいな奴がしゃべっているところや
ふざけた奴が、なんでも知っている風に低所得者に
サブプライムローンを売りつけては、何重にも
ローンを契約させていたと語り
その債権をウォール街に売っていたという話をしていたとき
これってほんまに現実に起こったことなんって純粋に思ってしまいました。
また、ふざけた奴がいいます。
ストリッパーと不法移民に売るのが一番いいと
そして、それを聞いたマークがそのストリッパーの元へ
訪れます。
そして、ストリップなどそっちのけで
ローンについての話を聞き出そうとします。
なんと、家を5軒、コンドミニアムを1軒ローンで購入していたのです。
それを聞いたマークは、開いた口がふさがらない。
僕も映画を観ていて開いた口がふさがりませんでした。
まさに、市場がおかしくなっている証明でもあるかのような
シーンでした。
しかし、その債権の格付け、及び
利回りは下がりませんでした。
といいますのも、その債権自体が、
回収能力の低い非常に不安定な債権であったにも関わらず
他の全く関連性のない債権とぐっちゃぐっちゃに
混ぜ合わされ、それを一つにして
販売されていたんですね。
ですので、格付けもよく分からないまま高評価を得ており
それを見た投資家達が次々にこの債権に手を出したんですね。
それが、2008年、リーマンショックが始まる序章になってしまったんですね。
まあ、多分この話しを全部説明しようとすると
めちゃくちゃ長くなってしまいますので
この辺にしときます。
では、ストーリー
ヘッジファンドマネージャーの
マイケルは、住宅市場に矛盾点を敏感に感じ取り
この住宅金融市場は崩壊すると
読んだマイケルは、住宅市場が崩壊するとお金が入ってくる
保険を証券ディーラーや、大手銀行などから
購入します。
その時は、住宅市場は、固定されていたと思っていた
大半の証券ディーラーや、大手銀行は
このマイケルの提案は、バカだと思いながらも
自分達が儲けるのならと提案を受諾します。
そして、一方で、銀行マンのジャレッドは
そんなマイケルの同行を耳にし
マイケルが言っている事は真実であると
思うようになります。
そしてそのマイケルは
ヘッジファンドマネージャーのマークに話を持ちかけます。
マークは、その話しを鵜呑みにはしませんでしたが
自分で調査を行っていくうちに、マイケルの言っている事が真実であり
アメリカに現在起こっている、金融市場崩壊への足音を間近で聞き
慄然とするのでした。
一方で、若い野心家のジェイミー・マイとチャーリー・レドリー
彼らは、偶然、銀行にあるマイケルの目論見書を読んだ事から
これは真実であると確信し
伝説のトレーダー
ベン・リカートは二人の話を聞き
二人に協力しようとします。
そして、二人は、金融が破綻する保険を購入し
全てが上手くいくように思い浮かれますが
そこで、ベンが言います。
「もし俺達が勝てば、経済が破綻し、何万人という人が家と職を失い
命を奪われる事になるんだ。それを忘れるな」
と
そして、アメリカは、2008年の崩壊に向かって
静かに舵を取り始めます。
最終的に、この主役級の人物全員が大金を手にしますが
誰一人として、心から喜んだ人はいませんでした。
それだけ、この2008年のリーマンショックは
全世界に大打撃を与えました。
しかし、それでもなおアメリカでは、
次なる金融商材が出始めています。
また、もしかすると2008年のような未曾有の金融危機を向かえる時代が
来るかも知れませんね!!
ではでは!!今日はこの辺で!!